こんにちは。
三日坊主を越えて4日目に入れました。とりあえず、続けられたことが嬉しいです。
今回はギターケースについて書いていきます。
純正ハードケースの苦悩と恐怖と悲劇

ギターを買うと、大体こんな感じのハードケースが付属します。
値段がそれなりの楽器だと、金属製のプレートにギターメーカーのロゴが刻印されていたりします。高級感がありますね。
大切な楽器を守る鎧です。とても頑丈…ですが、僕の扱い方が悪いのでしょうか、こうしたハードケースに良い印象を持ったことがありません。
①重い
何よりもこれ。「ああ重かった~!」で終わればまだ良いのですが、移動の時点で腕が疲れてプルプルしてしまい演奏に影響が出る、なんてことが本当にあります。
でもまあ、外に持ち運ばない分には重くたってトラブルは無いだろう!と思っていた頃もありました…

この紐の部分。蓋の重みに耐えられなくなって2,3ヶ月で切れました。2台も。ギャグかと。
②背負えない
駅の改札口を通るのも一苦労です。
普通のハードケースを背負えるようにするためのアタッチメントもありますが、結論から言うとこれは「更に辛いもの」でした。開閉の手順が増える、これ自体大きくて邪魔、果てはベルトが勝手に滑って道端でギターが落ちそうになる…そのうちギターか人に事故を起こしてしまうと思い、やめました。
③危ない
良いハードケースは確かに格好良いんです。高級感あって。
ケースを留める留め金にも重量感がありますよね。鋭くて。
鋭くて。刺さりそうですよね。
さ く っ

木目に沿って綺麗に刺さりました。グッバイ2万円。
ギターと同じように、ギターケースにもこだわりと個性を
似たような武骨な黒いケースが何本も並んでいると、区別しづらいです。
もっと言うと、楽器と同じように、ケースにもその人の個性が出ればいいのになと思います。
そして、気に入ったケースにギターを入れて出かけるのは楽しいです。靴みたいなものです。
ということで…
ケースを選びましょう!
僕が今まで持ったことのある、人におすすめしたいケースについてです。
Grand OplyとAranjuez。丈夫で外見もよし
ハードケースの堅牢さに軽さを付加したものが、このグランドオープリーとアランフェスケース。グラスファイバー製です。
ざっくり区分するとオープリーがアコギ(DorOMサイズ)、アランフェスがクラギ、ウクレレ用。写真はオープリーのDサイズ。
メリット
- ルックス。エンボス加工なども含めたデザインバリエーションが豊富です。表面にステッカーを貼りたい人にも良いですね。
- 耐衝撃性。表面がガッチリしてますので、耐久性を第一に考える人にも〇。
デメリット
- 収納スペース。ネック裏部分にポケットがある程度なので、楽譜など大きな物は入りません。
- 開閉が少し煩雑。爪が6か所にあるので、ときどき開け閉め忘れが…
最大のメリットはルックスですが、
Webサイトで見るよりも、取り扱っている店頭でカラーサンプルを手に取ってみることをおすすめします。

ドルフィンギターズのブログより引用
たまりません。実際の手触りや質感を確かめられるのと同時に、単純にこういうカットサンプルが好きです。
スーパーライトケース。クラシックギターのド定番
軽量・且つ高機能な、クラシックギターにおいては定番のケースです。
アルトギター、バスギターといったサイズ違いのラインナップも有り。
メリット
- 安定性。ソフトケース調の外観ですが、造りはしっかりしています。床置き様に接地面に金属が付いていることも安心ですね。
- 軽い。2kgちょっと。アランフェスは3kgほどあるので、より手軽に運べます。
- ポケットが大きい。スケッチブックぐらいは余裕で入りますし、ジッパーが縦横にわたって開くので出し入れが楽です。
デメリット
あまり思い当りません。
オープリーと比べるとカラーバリエーションは少ないですが、どれも良い発色してると思います。
Nazcaケース。驚異的な軽さと自由度
僕が一番使っているのはナスカケースです。アコギやエレキで主に評価されていますが、クラギにも使えます。ポケットにはナスカの地上絵が。
メリット
- スーパーライトケースよりも更に軽い。 楽譜等を何も入れないで背負って家を出ると、「ギター入れたっけ?」と家の鍵やガスの元栓みたいな感覚を覚えることがあります。それくらい軽いです。
- クッション性。表面はソフトですが、中の生地に厚みがあるので、倒れた時の楽器に対するダメージはイメージよりも少ないのではないでしょうか。
- ポケットが2つ。ヘッド部分にもあるので、より多くのものが入ります。
- 自由度。 デザインとサイズの両方で、とにかく幅が広いです。 基準となるサイズが豊富なことに加え、長さやボディ厚の微調整も可能。2本入れるダブルケースや、1から型紙を作ってのフルオーダーも朝飯前です。
Nazcaブランドは、ケーブルやエフェクターにも展開されています。全て揃えたらものすごい優越感に浸れそうです。
デメリット
- 耐圧性。 単発の衝撃には耐えられるものの、上に物を置く等の持続的に力がかかる場面には弱いです。満員電車は避けた方が無難。
- やや場所を取る。 厚みがある分、オープリーやスーパーライトケースの方がコンパクトです。
ギターケースで音楽生活を少し楽しくできると思う
ここまで、ギターケースについて書いてきました。どれも長所があり、どれを選んでも一定の満足感は得られると思います。
今回紹介したケースはいずれも2~3万円程度です。
もっと上の価格帯だと、更に高い機能性や意匠性を備えたものも出てきますが、さすがにケースにそこまでは…という方も、今までと違うケースを一度試してみると、新たな発見があるかもしれません。
物を運んだり保管する方法の改善って、人間が満足感を覚えるポイントだと思います。
もちろん外見も。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。