こんにちは。
BS朝日「題名のない音楽会」で村治佳織さん、渡辺和津美さん、ローリーさんが共演していました。
爪の話題が少し出たのですが、アップで映った村治さんの爪が長い!右手全て指頭から3mmは伸びていたんじゃないでしょうか。
ということで今回は爪について軽く触れます。
長さ

僕は大体、
親指(p):指頭から3~4mm
人差~薬指(i,m,a):指頭から1mm
小指(ch):伸ばさない
程度でしょうか。a指が全然伸びてくれなくて、いつも不足してます。
「長すぎるのは良くないよ!」とも言われたりしますが、
長い:ノイズになり得る、削れば良い
短い:弦に届かずミスが増える、生えてくるのを待たなきゃいけない
という印象なので、少し余裕のある長さを保つ方がリスクが少ないと思います。
[the_ad_placement id=”%e6%89%8b%e5%8b%95″]
磨く。「爪やすり」以外にも定番の物
爪を磨くとき、道具は何を使うのがポピュラーでしょうか。
①ネイルファイル

読んで字のごとく爪やすり。楽器店の小物売り場にもよくありますね。
表面は粗くて裏面は細かい等、最初から仕上げまで一本で完結する便利なものも。
ただし使っていくうちに目詰まりしたり劣化していくので、定期的に買い替えないといけないな、という印象を持ちました。
②金属orガラス製の爪やすり
大まかに削って形を出すものとしては、この2つも定番です。
ネイルファイルに比べると、洗って繰り返し長く使えることが利点ですね。
ガラス製のものは、金属に比べると目が細かく、誤って削りすぎることがない点が良いです。
一方、踏んづける、上に座ってしまうといった不注意で簡単に折れてしまうのがデメリット。

こんな風に。
③紙やすり
ホームセンター等でも簡単に手に入りますし、小さく切れば持ち運びが便利ですね。
ただし紙やすりって意外と丈夫で、特に目の粗いものだと紙の縁であっさり指が切れたりします。

どの辺が「ギタリスト用最高級」なのかわかりませんが、僕はこれで指を切りました。
一枚一枚が小さくて爪の裏側も磨きやすいかと思ったら、縁が結構硬いんですよね。
本番中ずっと指先がジンジン言ってました。
性能としても、一番目が細かいペーパーでも十分に滑らかな仕上げはできませんでした。
正直言って、良い思い出がありません…
④タミヤのフィニッシングペーパー

プラモデルなどの仕上げに使われる、工作用の紙やすりです。
…が、クラシックギター界では爪の仕上げ用としてド定番。初心者からトッププロまでみんな使っているんじゃなかろうかという印象です。
村治さんが実物取り出して「タミヤの…2000番の…」とテレビで話してたのには思わず笑いました。
これ、本当に良いです。
- ピカピカになる
- 手触りが柔らかくて磨きやすい
- 端で指を切ることがない
- それでいて値段が安い(93mm×226mm×3枚入りで2~300円)
…弱点がありません。
指でギターを弾く人の世界標準になってほしいと思っています。
ただ、今のこの見た目のままで島村楽器とかにドーン!と並んでても「???」ってなっちゃいますけどね。
パッケージに楽器店の名前入れたり、ギタリスト向け爪やすり!といったデザインに変えるだけで大手のお店にも並びやすくなると思うのですが、いかがでしょう。
⑤レシート
はあ?と思いましたが、目の細かいやすりの後に、更にもう一段細かい仕上げとして使う人もいるそうです。
試しに磨いてみると、本当にもう一段爪が光りました。手の平でクシャクシャに潰れる感じがすっごくゾワゾワして嫌なのですが、仕上がり自体は、意外とアリかもしれません。
[the_ad_placement id=”%e6%89%8b%e5%8b%95″]
磨きすぎはNG。
僕は、
形を出す②ガラスやすりと、
仕上げの④フィニッシングペーパーを使っています。
ガラスやすりは真っ二つに折れてしまいましたが、削る分には問題ありません。
「磨く」のはいいんですが、「削れる」のはNG。
多くのネイルファイルや金属製のものはとにかく削れ過ぎてしまうのが怖い。
長さが足りなくなるとどうしようもなくなりますから。
手触りが良くて目が細かいほうが自分には合っているようです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
爪についてはもうちょっと続きます。